世界小走り紀行『国立民族学博物館 弦楽器と管楽器』である!

2015年1月28日水曜日

楽器 世界小走り紀行

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 世界小走り紀行『国立民族学博物館 弦楽器管楽器』である!次に行く時は楽器の名前もはじっこにはいるように撮影して来ようと思う。弦楽器がたいへんに充実している。トレスとクアトロという名前の同名異種の楽器がやたらと出て来たが、これはスペイン語の3とか4の意味だと思われる。弦の本数を言ってるだけなのだな。三線みたいものか。

中国近辺コーナーの弓弦楽器。ソウ・ウーという名前が頭に浮かんだが正式には違うかも知れない。


ダブルリードのコーナー。いわゆるチャルメラだが、世界各地のチャルメラ類を紹介している。チャルメラコーナーが充実している。

これはナーガスワラムだからインドだな。


ダブルリードで筒が末広がりになっていないタイプの紹介。日本で言うとヒチリキ(篳篥)だな。


ウードとその製作用の型。こういう型を使っているのか。


ウードである。イランとかイラクとかそのへんだ。サウンドホールの細かい柄は、生皮を切り抜いて作ってるのである。やりたくない作業の一つである。


シムシミーヤ。エジプトの6弦のリラである。この形は美しいな。


ラバーブとラバーブ・アンダルシーアである。ラバーブという名前の楽器もたくさんあるので、たぶんこれも『弦楽器』くらいの意味ではないかと思われる。

この形はイスラム圏のものでたぶんモロッコなどのアフリカのイスラム圏のやつではないかな。


ゲンブリである。たいへんに美しいシルエットである。名前から行くと旧ソビエトのアジア地域のものじゃないかな。


ウードのサウンドホール。この弦の張り方が独特である。一弦が単線で他が複線なのはわかるが、一弦が細くて二弦が太くて六弦に向かって細くなっているように見える。どうなってるのか。というメモのつもりで撮影。


イランのサントゥールだと思われるが、インドや中国あたりまでこのタイプが存在してるのでさだかではない。見た目ではたぶんイランぽい。


エジプトのナーイである。ネイとも表記する。吹き口を注目してもらいたいが、アシの茎のはじを削ってるだけである。尺八以上に音が出にくい楽器として有名である。買って来ても、ただのアシなのですぐに壊れそうだな。


エジプトコーナー。アルグールとミズマール(チャルメラ)など。アルグールはたいへんに長いリコーダーで、たぶんフジラなどのオーバートーン・フルートの仲間に見えるがどうなのか。


ベリーダンスで使うジルである。私も持っているが、こっちのほうがずっと高級だろう。


メモのかわり。


あやしいアフリカのギタリストの紹介。アフリカのギタリストは思わぬ弾き方をする人が多い。たぶん自己流で基本を学ばずに感でやってるんだろう。じつにあやしい。


この人もへんな弾き方をしていそうだ。


自作楽器業界では有名なベトナム・ギター。なにを弾いてもチョーキングがかかる。


インドネシアのクロンチョン(チュック)とクロンチョン(チャック)。さっぱりわからないが、左側のサウンドホールの開け方がおもしろい。


中国の民族楽器のギター。ドブロギターのような外見だが、皮の上にブリッジがあるので、むしろバンジョーや三味線に近い。


九州の温泉街の流しのおじいさんのギター。アコーディオンと二人組の演奏の様子がビデオで流れていたが、すごいエモーショナルが弾き方である。音は三味線に近かった。ピックに穴を開けてヒモでしばってある!


おなじみのヤマハのダイナミックギターである。この丸棒サドルというのが独特でどういうものなのかわからなかったので、ブリッジを撮影した。でも、これはたぶんオリジナルじゃないな。


リッケンバッカーの歴史的なスティールギターである。『フライングパン』という名前だったと思う。世界初のエレキギターである。ここからすべてがはじまった。


ブリッジのあたり。あと、もしかしてボディも金属か?


ギブソンのピックギター。L-5だったかな。買うとおそろしく高い。


民族楽器のギター類いろいろ。すばらしい。


ボリビアのチャランゴとアンサルド。左側のチャランゴはネックの途中から二弦が増えるというバンジョーのような形態でたいへんに珍しい。


コンコータとギタリージャ。見たことも聞いたこともない世界である。手作り感がすばらしい。


メキシコのマリアッチで使う生ギターベースのギターラの現代的な形と昔の形など。


ギターとジャラニータ。ペルーあたりか。ギターというのも直球な名前だが、こういうのはどれくらい自作楽器的な一品もので、どれくらい一般的な標準的な楽器なのか。そういう判断はどうしているのだろう。


ギターラのボディの厚みに注目。


ギターラの弦。これもよくわからんな。1、2、3がナイロンで4、5、6が鉄のナイロン巻き弦に見えるが、どうも一弦のほうが太い。それと弦楽器ぜんぱんだが、弦の再現性はどれくらいなんだろう。とりあえずナイロン弦を張ってあるのが、いくつかあるような気がする。ガット(羊の腸)弦を作って再現したりしてるのだろうか。 それとブリッジがないのがいくつかあるが、もともとそういう形態なのか、ブリッジがなくなったのか、そのへんも気になった。


この手作り感覚。


自作楽器界では有名なポルトガルギターである。この独特のチューニング・システムで有名なのである。楽器と言うより時計の部品みたいだ。


これはなにかというとフラメンコギターはクラシックギターと基本は同じだが、弦がベロンベロンで弦高が低いなあ、という写真である。


19世紀ギターとか18世紀ギターというやつだと思う。むかしは小さかった。


チャルメラ類。


世界のチャルメラ類。ダブルリードで末広がりのこの形態の楽器は日本から東欧、アフリカまで世界各地に広がっている。アメリカ大陸にはないのかな。これもイスラム教とともに広まったと思うのだが、民族楽器におけるイスラムの影響はとても大きい。


楽器かと思ったらツボに入った飲み物をアシのストローでみんなで飲むという話だった。


中国近辺コーナー。スマホにおさまり切らないくらい長い笙。たぶん低音だと思うがどんな音が出るのだろうか。


擦弓楽器。トンブリという名前が浮かんだが違うかな。


これもユニークだ。丸い胴体の新疆ウイグル自治区の低音弦楽器。新疆ウイグル自治区はイスラム圏に入るらしいが、イスラムとも中国とも違う独自の楽器の一群があるようだ。政治的にどうのこうというより、これだけ文化的に違う地域を中国として支配するのは無理があるのではないか。と、楽器を見て思う。


おもしろい。


新疆ウイグル自治区楽器軍団。基本的にイスラム圏の楽器なのだが独自の進化を遂げている。


トルキスタンとかウズベキスタンとかあの辺だと思う。意外とたまにヤフオクで売っている。広大な未知の土地が広がっている。


角笛、チベットのギャリンやドウンチェン。長いラッパ属である。


この共鳴弦がイスラムとかインドっぽい。


角笛など。


中国のギター属。


中国のビワの仲間。このへんは日本まで入って来た。


二胡と大四胡。中国圏の擦弓楽器。こうしてみると、まさに太鼓に柄が付いているのだな。特徴としては弦の間に弓を挟み込んで張る点で、こうすると弓の裏と表で音程を使い分けられる。って意味わかるかな。

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