今日のSF『創世記機械』ジェイムス・P・ホーガンである!しつこく、まとめてホーガンを読んでいる。この次もホーガンだ。
まとめて読んで来てわかった点が3つある。
(1)こう見えても意外とエンターテイメントである。もっと難解な印象があったが、ちゃんとエンターテイメントとはなにかがわかってる。あんがい、ドラマ作りがうまい。
(2)思想的には左翼でも右翼でもなく中道な感じでちょうど良い。
(3)現代SFの道につながってる作家だが、世代的にはけっこう古いので黄金期の作家の牧歌的なもののしっぽくらいが残っている。
『創世記機械』はその(3)の牧歌的な部分の印象が強く、中盤から後半の問題の解決も、これは現実ではもっといろいろなトラブルが出て来るのではないか、もう少し考えてから決断した方が良いのではないか、という気がしなくもない。もちろん、ひじょうにおもしろい。
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