『アトランティスを探せ』デイヴィッド・ギビンズ。 (扶桑社ミステリー キ 12-1) 文庫 – 2009/7/30である。
いかにも安っぽい。簡単に言うとクライブ・カッスラーのようなもの。しかも、下巻しか見つからない。上巻はどこかに行ってしまった。まさにこの本の命運を暗示するような、ぜんぜん大切にされないというエピソードである。捨てはしないので、どこかにあるはずだが。
出てきても二度読むということはまずないだろう。しかし、こういう気軽な本というのが、実に好きだ。日本でいうと西村京太郎のようなものだろうか? それはそれで嫌だな。
話もあいかわらずの、クライブ・カッスラーの亜流で歴史的ななにかが絡んで、冒険活劇になるというもの。だいたい、この類の本はみんなこういう話だな。表面的にでも歴史は勉強したほうがいいかもしれない。
アトランティスを探せ 上 (扶桑社ミステリー キ 12-1) 文庫 – 2009/7/30
デイヴィッド・ギビンズ (著), 遠藤 宏昭 (翻訳)
内容(「BOOK」データベースより)
考古学者ジャック率いる国際海洋大学の最新鋭調査船“シークエスト”は、地中海・クレタ沖の海底で、大発見をなし遂げる。黄金を満載した古代の沈没船だ。しかも、財宝の中から記号文字が彫られた金の円盤が見つかった。同じころ、ジャックの旧友モーリスも、エジプトで不可解なパピルス文書を発見していた。そこにあった文字は「アトランティス」―プラトンが記した、一夜にして海底に没したという幻の大陸だ。伝説につつまれた史上最大の謎が、最新の考古学によって解き明かされる時が来た。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ギビンズ,デイヴィッド
1962年、カナダ生まれ。ブリストル大学を卒業後、ケンブリッジ大学で研究をつづけ、博士号を取得。大学で教鞭を執るかたわら、古代の沈没船調査にたずさわる。2005年に『アトランティスを探せ』で作家デビュー
遠藤/宏昭
1952年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、ブリティッシュ・コロンビア大学大学院修士修了。専攻は言語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
にほんブログ村←気に入ったら投票してください。