1971年:『地球人よ、警戒せよ』ポール・アンダースン|今日のSF

2017年9月4日月曜日

読書

t f B! P L

『地球人よ、警戒せよ』ポール・アンダースンである。1971年。これも古い。古いがちょい古くらいで、すでに近代に突入している。もう普通に現代の感覚で読める。

読んだのが半年くらい前なので、内容をすっかり忘れていたが、ネットであらすじを調べたら短編集だった。覚えてないはずだ。あらすじを見てたら、内容を思い出したが、できはけっこう良い。なかなか良い奴がいくつかあり、たいしたことがないのが、いくつかある。

このころのSFは、フレデリック・ブラウンのように『短い短編』という需要があったのだな。 今は短編は、ほとんど主流からはずれたんじゃないかな。その原因の一つとして、アイデア一発で勝負、というのが通用しにくくなってきたせいがあると思う。たぶん、もっと、総合的な娯楽大作のようなのを求められてる。

あと、ちょいと気の利いたひねりのある話、みたいのも通用しなくなった。このへんは文学のジャンルが吸収したのかな。 昔よりSFの幅が狭くなった。

地球人よ、警戒せよ! (創元推理文庫 638-2) 文庫 – 1971/5
ポール・アンダースン (著), 榎林 哲 (翻訳)





にほんブログ村 漫画ブログ 漫画家へ
にほんブログ村←気に入ったら投票してください。

このブログを検索

ブログランキング

にほんブログ村 猫ブログ MIX長毛種猫へ
にほんブログ村 猫ブログ MIXキジトラ猫へ
にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村←クリックしてね

ブログ アーカイブ

自己紹介

自分の写真
Tokyo, Japan
漫画家、自宅録音家。 代表作「怪奇カエル姫」「37564学園」。 2001年、いぬん堂からCD「アントニオ青年のエイリアンセックス体験」発売。 2013年、アメリカのMonofonus Pressからカセットテープ「Attack of the Killer Hamster」発売。

QooQ