ICレコーダー｜亡き佐藤丸美先生の思い出

ICレコーダーである。１０年くらい前の奴で久しぶりに電池を入れたら、えらい古い音声ファイルがよみがえって来た。今は亡き佐藤丸美先生とやったチンコスの阿佐ヶ谷のライブのどれかである。

この頃は月に一回ずつライブをしていたのだが、その中でもとくに出来の悪い回でおもに俺がボーカルを取ってみた時だ。佐藤丸美先生のお笑いコーナーもあるのだが、これも本当におもしろくない。アーチストでも詩人でもなんでもいいが、クリエイターは自己申告なので名乗ればその瞬間から、なれるのだが、責任はあると思う。

クリエイターの責任と言うのは、『おもしろくならなければならない』というものだと思うのである。その点、佐藤丸美先生は夫婦で描いていた漫画は本業ですでにそれなりに成功したものだからべつとして、お笑いの方面は、まだまだ二千万歩くらい前進する責任があったと思うのだが、それをなしとげるまえにさっさとあの世に逝ってしまった。

責任放棄である。ずるいよなあ、と思ってる。これから苦しんで良くなったりさらに土つぼにはまったりしなければならなかったのだが。

などということを、ICレコーダーを聞いて思ったが、でき悪すぎて苦しくなって途中でかなり飛ばした。この音声ファイルが、なかなか消しにくいのだが、まあ使いにくいから消すか。

SONY IC Recorder ICD-SX56




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