読んでるもの。クライブ・カッスラーの『タイタニックを引き揚げろ』である。恥ずかしい。クライブ・カッスラーは読んでいると公言するのがひじょうに恥ずかしい作家の一人だと思う。
村上春樹や村上龍を好きだ、と公言するよりは恥ずかしくはないとは思うが、それでもかなり恥ずかしい。 村上春樹や村上龍と好きだと言うと、中二病でナルシストに見えるので恥ずかしいが、クライブ・カッスラーだと頭が悪そうで恥ずかしい。
たしかに大量生産する大衆小説家なので、ときどき、今回は手抜きだなとか、荒いな、とかは感じるのだが、おもしろいのだからしかたがない。これをいうとみもふたもないが、自分の頭のレベルに合ってるのだろうと思う。
これは初期の出世作だと思うのだが、頭の部分を読んだところでは、あまりできがよくない。
売れたんだから、ここから盛り上がるとは思うのだが、キャラクター造形が成熟しておもしろさが出て来るのは、もっとシリーズのあとなのかもしれない。
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