今日のSF。『アヴァロンの闇』ニーヴン&パーネル&バーンズ。すごい。三人もいる。

2015年1月18日日曜日

読書

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 今日のSF。『アヴァロンの闇』ニーヴン&パーネル&バーンズである!

すごい。三人もいる。こういうのができるのはSFだけだろう。おそらく一人が奇抜なアイデアをたてておおざっぱな下ストーリーを書いて、二人めがそれに人間ドラマの盛り上がりを付け加えて、三人めが科学考証やメカニックな部分を推敲してまとめる……とかそんな役割分担をしてるのではないか。

または二人でやっていたがどうもまとまらなくなって、三人めに放り投げた、という展開も考えられる。これは次々と監督が降りる映画のような方式だな。

内容は本を読んでもらうとして、ひじょうにおもしろい。これは現代の怪獣映画だ。コモドドラゴンのような、という形容が出て来るが両生類なのでイメージとしてはオオサンショウウオが頭に浮かぶな。ニーヴンもアイデアを練る時に両生類を調べただろうから、でかい両生類と言うことでオオサンショウウオを当然知っていたと思うが、ふつうのアメリカ人に言っても通じないのでコモドドラゴンを出したんじゃないかな、などと考える。

アイデアでは『アフリカのうんにゃらガエルのおぞましい繁殖と生態』と言った時点で、けっこうバレてるんじゃないかな。この話はマイケル•クライトンのジュラシックパークあたりにも出て来た。


アヴァロンの闇〈上〉 (創元推理文庫) 文庫 – 1989/9
ラリー ニーヴン (著), スティーヴン バーンズ (著), ジェリー パーネル (著),

アヴァロンは美しい世界だった。人類の進出を脅かすものなど何も存在しないように見えた。人類初の惑星植民団は、キャメロットと名づけた島を拠点に生活を始めるが……ある日突然、コロニーの動物たちが次々と惨殺され始めた。ちらつく未知の生物の影。そしてある夜、ついにコロニーを恐怖が襲った! 植民地は、炎と殺戮の地獄と化す。ベストセラー・メーカーが贈る待望の最新作。

# 文庫: 367ページ
# 出版社: 東京創元社 (1989/09)
# ISBN-10: 4488654061
# ISBN-13: 978-4488654061
# 発売日: 1989/09
# 商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm



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