今日のゴミ映画。『エイリアン VS アバター』である。
"Aliens Vs Avatars" | Full Hindi Dubbed English Movie | CassieFliegel
https://www.youtube.com/watch?v=ZBs3AMHsQ9A
この世にはゴミ映画だけどおもしろいものと、そのままゴミなゴミ映画があると昨日書いたが、こちらはみごとに単におもしろくないだけのゴミ映画である。
おもしろいのはタイトルだけである。これはタキシードの下にオムツを履いて出て来るような『変な格好していれば笑うだろう』というレベルのどうにもならない出落ちだけのお笑いタレントに似ている。
エイリアンとアバターが戦えば、ばからしくておもしろいなあ、というタイトルの存在だけが唯一おもしろくて、あとはそれ以上の部分がまったくないという映画である。まさにゴミ映画の王道だ。
『汚いけどうまい店』というのがこの世にある。それはテレビが作り出した幻想である。テレビは安いドラマと驚きを求める。痴呆のようなグルメタレントが汚いいかにもまずそうな店に行って『ところがこんなにうまかった!』と驚くゴミのような番組を何十年に渡って流し続けた結果、『汚い店はうまい』という間違いが産まれてしまったのである。
私はいろいろな汚い店に食べに行ってこれは嘘だとわかった。当たり前だが真実は『汚い店はやっぱりそのまままずい!』。95%はその通りである。テレビというのは、その残りの5%ばかりを取り上げて、間違った常識を作り上げてしまうメディアなのである。
そんな感じで、『ゴミ映画だけどおもしろい』ってぇのも、あれだから『ゴミ映画だからおもしろくない』という『エイリアン VS アバター』は実は非常に正攻法な映画であると言えよう。すがすがしい姿勢である。
ちなみにヒンズー語吹き替えだから、これをシャワーのように浴び続けると、インド料理屋に行った時にカレーの注文が上手にできるようになる。カレーのために100回は見るべきである。