続いて『リングワールドふたたび』ラリイ・ニーヴンである。見ての通り 『リングワールド』の続編である。『リングワールド』の強烈なキャラクターとまた会えるだけで楽しい。
続編はだいたい質が落ちるものだが、これは十分に良い。まだまだいける。このあともスモーク・リングとかいろいろ出ていた気がする。
ラリイ・ニーヴンのプロットの特徴に気づいたが、コンビやグループで行動することが多いのだが、クライマックスの前あたりで、相方に見捨てられたりして一人での行動になることが多い。そこに、けっこうなページ数を使う。そうやって
コンビ→ひとり→再会してクライマックス
と話の流れに変化を付けているのだな。これはなかなかうまい手だ。真似しよう。
リングワールドふたたび (ハヤカワ文庫SF―ノウンスペース・シリーズ) 文庫 – 1988/4/1
ラリイ ニーヴン (著), 小隅 黎 (翻訳)
内容(「BOOK」データベースより)
驚異の人工世界、リングワールド探険の旅から、すでに23年の歳月が流れ、ルイス・ウーは電流中毒となりはてていた。そんなある日、かつて探険をともにしたパペッティア人のネサスが、彼のもとを訪れた。リングワールドの〈建設者〉の秘密をなんとか探りあてたいとのネサスの懇願に、ルイスはふたたびリングワールドを目指して旅立った!だが、巨大な環状世界は破滅寸前だった―中心がずれたため、あと1年半で太陽と接触、すべてが粉々に崩壊するというのだ。ルイスたちは必死でこの危機を防ごうとするが…ファンの熱い要望にこたえてニーヴンが放つ待望の続篇登場。
文庫: 548ページ
出版社: 早川書房 (1988/4/1)
言語: 日本語
ISBN-10: 415010767X
ISBN-13: 978-4150107673
発売日: 1988/4/1
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