ラリイ・ニーヴンの『リングワールド』である。名作中の名作というやつで、もちろん大昔に読んでいるのだが、今になってまた読んでみた。やはり、おもしろい。
どこにおもしろさを感じるかというのは人それぞれだと思うが、キャラクターが良い。 たぶん、作中には直接は書かれていないが、たぶん人間が飼っていた猫が進化したと思われる(よく読むとそれらしきことを匂わせている。違うかもしれん)虎みたいなキャラクターが良い。
SFはいろいろなジャンルを内包しているが、このへんのエンターティメントなもの(と言ってもスペースオペラでもない)が一番好きだ。 『リングワールド』のハード SFだけどエンターティメント、という路線がこの後の現代SFの主流になって行く。この路線はマイケル・クライトンやクーンツの大ベストセラーを生む路線と交差していると思う。
リングワールド (ハヤカワ文庫 SF (616)) 文庫 – 1985/6/1
ラリイ・ニーヴン (著), 小隅 黎 (翻訳)
文庫: 536ページ
出版社: 早川書房 (1985/6/1)
言語: 日本語
ISBN-10: 4150106169
ISBN-13: 978-4150106164
発売日: 1985/6/1
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