サラ・パレツキーの『ウィンター・ビート』 |今日のミステリー

2017年4月15日土曜日

読書

t f B! P L

サラ・パレツキーの『ウィンター・ビート』 である。ウィンター・ビートというのは、英語的にあってるのか。

これも近年の作品。いつもの調子で、完成度も高くて悪くないのだが、この作品だけ、一箇所どうなのか、というところがある。裸でパフォーマンスをするアーチストが出てくるのだが、山場でV・I・ウォーショースキーが、ステージでその人に化けて出て来る。

照明とすごい厚化粧で誰だがわからない、という設定なのだが、さすがに50代で20代の女性のふりをするのは無理があるのではないか。パレツキーもそれはわかっていただろうが、やってみたかったんだろうな。50代だけど、若い子には負けていないわよ、と。こういう作品。


内容(「BOOK」データベースより)
従妹のペトラが働くナイトクラブは、前衛的なボディ・ペインティングのショーで人気の店だった。だが、店を訪れたわたしはそこに危険な空気を嗅ぎつける。不安は的中。常連客の女性が店の裏で射殺され、容疑者として帰還兵の若者が逮捕されたのだ。息子の無実を信じる父親の依頼で調査に乗り出すわたしは、知らないうちに底知れぬ闇に立ち向かうことに…巨大な敵を前にしても、V・I・ウォーショースキーは挫けない。
著者について

1947年アイオワ州生まれ、カンザス州で育った。カンザス大学を卒業後、シカゴ大学で政治学の博士号を取得し、以来シカゴに住む。1982年にV・I・ウォーショースキー・シリーズの第1作『サマータイム・ブルース』で作家デビュー。1988年に『ダウンタウン・シスター』で英国推理作家協会(CWA)のシルヴァー・ダガー賞を獲得。2002年には同賞のダイヤモンド・ダガー賞(巨匠賞)を受賞し、さらに2003年の『ブラック・リスト』で同ゴールド・ダガー賞も受賞。2011年にはアメリカ探偵作家クラブ(MWA)のグランド・マスター賞(巨匠賞)に輝いた。





にほんブログ村 漫画ブログ 漫画家へ
にほんブログ村←気に入ったら投票してください。

このブログを検索

Translate

リンク

QooQ