今読んでる本。グレック・ベア『斜線都市』。グレック・ベアは一作目のブラッドミュージックは傑作だったのだが、これもしばらく前に読んだ『凍月』も悪くはないのだが、すごくおもしろいというものでもない。しかも長い。
名前が同じと言うだけだが、グレック・イーガンならこのストーリーで10倍はおもしろく書けるのに、と思いながら読んでしまう。これから後半だが、世界が崩壊したらおもしろくなって来るのだろうか。今もおもしろくないわけではなく、少しおもしろいのだが。
グレッグベア
早川書房, 2000 - 422 ページ
ナノテクとセラピーが実現した人類の疑似ユートピアは早くも崩壊の兆しを見せていた。受療前の不安定状態に逆行する“退行患者”が続出、自殺者数も急増を始めたのだ。そのような状況下で、バーチャルな性的産業を牛耳る大資本家が不審な死をとげた。公安局の捜査線上にはやがて、死体と半死者を。
食ったもの。トマトのスパゲティ。ちゃんとトマトを入れた。パスタはたまに食うとうまい。