ノルウェー塩サバのたくみなイメージ戦略|食糧危機

2015年12月26日土曜日

食料危機

t f B! P L

食ったもの。たぶんノルウェー塩サバである。やたらと脂がのっていたのでノルウェー塩サバであろう。

ノルウェー塩サバは不思議な商品で魚なのに、けっこうな広告を打って宣伝している。近海物のサバは、季節と値段によってはほとんど脂も味も何にもない、ということがままある。それに比べると、安直な感じはするが、ノルウェー塩サバはつねに脂が乗ってるので確かにうまい。

チリ産の養殖トラウトサーモンという名前の海で育てたニジマスと同じ安直さは感じる。どちらも人工的なくらい脂がのっている。

ノルウェー塩サバの営業宣伝上のうまいところは、腹の一部を残して骨をほとんど取って売っているのだが、一時話題になった『骨なし魚』のように骨がないことを売りにしていない。

やはり、ぜんぶ骨を取ってしまうと、ネット上で神経過敏な一定の層が『きっと薬で骨を溶かしているに違いない!』『体に害があるに違いない!』と情弱なことをかならず言い出し言いふらして害があったことだろう。

『骨なし魚』のイメージ戦略はそこが失敗した。名前がよくないよな。


『ほぼ骨なし魚』。

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Tokyo, Japan
漫画家、自宅録音家。 代表作「怪奇カエル姫」「37564学園」。 2001年、いぬん堂からCD「アントニオ青年のエイリアンセックス体験」発売。 2013年、アメリカのMonofonus Pressからカセットテープ「Attack of the Killer Hamster」発売。

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